データ復旧、業界の現状

最近、HDD故障のご相談が続いていたため、少しまとめてみます。

お客様に変わり、何社かに修理の相談で連絡を入れました。
やはりデータ復旧業界は、健全とは言い難い価格感だとつくづく感じました。

まずは、あせって連絡した検索サイトで一番最初に出てくる大手、データ復旧業者(SEO対策をバリバリに実施している日本***なんちゃら様)執拗な営業と高額な価格体系です。
正直電話対応だけでもかなり苦痛。。。うんざりです。

次に格安で対応している個人事業と思われる業者様、ご連絡のうえ持参しましたが、その場の診断でHDDが動作せず重度物理障害のため、対応できませんとのこと。。。
(こちらの業者様にお話しを聞いたところ、設備や修復の充実度では、オントラックデータリカバリーが日本で最上、こちらで修復できなければ、他に修復できるところはないでしょう。とのこと)

最終的に今回は、お客様とご相談のうえ復旧業者の利用はなくなりましたが、いろいろと情報検索を行いましたので復旧フローをまとめてみます。

  1. まずはHDDを外しUSB変換にてPCと接続。
  2. 認識すれば、データバックアップ。
  3. マウントするがWindowsで認識しない。クローン作成。
    (エラースキップ機能のついたクローン作成機を利用する。)
  4. 復旧ソフト利用。
    有名どころ(プロ仕様)
    http://www.pc-3000.jp/
    https://www.a-d.co.jp/product/datarecovery/download/
    http://www.ontrack-japan.com/software/
  5. ここまで試してダメなら、HDD分解・パーツ交換。
    実際プラッターまで逝ってると、おそらく手段はなそうです。

最近では、個人でHDDを分解してヘッド交換などをされている方が作業方法をYoutubeにアップされていますが、交換パーツの手配や失敗のリスクを考えるのであれば、分解は専門業者を利用されることをお勧めします。

私どもでは、現在、HDDの修理についてはお請け致しておりません。